今日も良いお天気。
朝からバルコニーで草花のお手入れ、洗濯干し。
そこへ聞こえてくるのが市議会議員の立候補者の「~でございます、独特な感性と豊富なアイデアを持っております!」
フフフ・・・こんな山の中までご苦労さん。
「けっ、何ゆうてんねん、笑てまうわ」は夫のつぶやき。
身も蓋もない
花々は咲き乱れ、鳥はさえずり、どこもここもお日様を浴びてピカピカ光ってる。
のどかそのもの。
先日パリ、ノートルダム寺院の火災のニュース。
何年か前友人と二人旅で訪れましたが、外観を見るに留まり、中には入らず、返す返すも残念なことをしました。
パリのメトロ複雑で、おのぼりさんの私たちには手に追えず、「もうこりごり」と何処へ行くにも徒歩かタクシー。
もちろんノートルダム寺院へも地図上近そうなのでホテルから徒歩。
「ここじゃない、あっちだ、いやこっちだ」の私に友人もうげっそり。
やっと到着したものの「もう中はいいよ」
友人はパリでのお買い物に心が逸る。
止む無く諦めた私。
「また来るからいいか」なんて・・・
勿論そんな予定はあろうはずもなく、今だ実現にも至っていない。
本当にもったいないことをしました。
何故にどうしてもノートルダム寺院か、と言うと・・・
訪問ヘルパーをしている時、ある女性の利用者さん、認知はないが大変な腰痛をお持ち。
自営のご子息と暮らしておられる。
腰は二つ折れのように曲がって「痛いのよ~」と仰っていた。
息子のためにやっていた家事も思うに任せず。
母もそういう時期があったのでよく理解できる。
その方がご子息に連れてってもらったヨーロッパ旅行が「本当に良かった!」「何ともいえない感動だった」
と言われた。
「”ノートルダムのせむし男”の寺院はここなんだ!と思うと何ともいえない気持ち」とうっとり。
他にも色々お話して下さったけど、ノートルダム寺院だけを覚えているのです。
何故って、
ヴィクトル.ユーゴー読んでるんだ!
私の母なんて、池波正太郎、平岩弓枝、そして日本の歴史小説が愛読書。
それもその当時、それらを読んでる振りしてただ眺めてるだけ。
そりゃ、読むよね、ユーゴーだってサルトルだって。
高齢者誤解も甚だしい。
高齢者は洋物は読まないと思ってる私の浅はかさ。
そうかあ、”ノートルダムのせむし男”よく憶えてないけど鐘つき男の話だったなあ。
私もその程度。それでも、
私もパリに行くことがあったら行ってみよう!と心に決めていたのです。
そしてその方「何としても腰痛を治してもう一度息子とヨーロッパに行きたいの」
と仰る。
私こういう前向きな発言する高齢者大好き。
激しい腰痛に挫けることなく、曲がった腰も何ほどのことか・・・
こんな発言聞くと、「私なんとしてもご協力いたします」って気になる。
高齢者こそ、後ろ向きな発言は鬱陶しい。
前向きな明るい発言を心がけなくちゃ、と、思った次第。
茶太郎も9歳になりました。高齢者の仲間入りか?
発言には気をつけてね!!