3日前から首に違和感があるのです。
まあいつもの寝違いかな、と思っていたけどそんな簡単なことではなかったんですねぇ、これが・・・
普通に前を向いていれば何と言うことはないのだけれど、横を向いたり、上下に首を動かしたりと少しでも力を加えると
「ぎゃお~!!」となっちゃう。
夜寝るときが大変。
首を枕まで下ろせない。掛け布団をまるめて枕の位置を高くし、体を横にして静かに頭をおろす。
ちょっとでも首に力がかかると「ぎゃお~!」なのです。
横になるにはなれたが、起きる時はどうしよう?
夜中にトイレに行きたいときは?
間に合わなくて悲惨なことになったら、家族に顔向けできない。
まず足をベットから下ろし、じょじょに上体をおろし、首を横にしながら力のかからない位置を探しながら起きる。
入念にチェックしながら起き上がる練習をし、家族に
「明日朝起きれなかったら頭持ち上げてね」と言っておく。
家族の世話になることはなかったけど、年を重ねると色んな不都合が出てくるものらしい。
母も骨粗鬆症で苦しんでいました。
背骨が次々つぶれてくるのです。
そのつぶれてくる時がもの凄く痛いらしく、「病院つれてって~」と懇願。
病院に連れていくのに、車に乗せるのも降ろすのも大概のことじゃない。
そして病院の待合室に座って待っているのも相当辛いらしく「まだぁ~?」「早くしてって言ってきて~」
とうるさく言う。
その頃の母(我が家にきたばかりのころ、15年~10年前)は認知と言えども、まだ周りに気遣いも出来、我慢するという
能力だってある程度備わっていたのですが・・・
ブロック注射をしてもらい、痛み止めやら湿布やら塗り薬をた~んともらって帰るのですが、そうそうすぐには治まるものではありません。
母もやはり夜のトイレを心配して「オムツ買って来ておいて」と言い、私の買って来たリハパンをつけて寝るのです。
寝るのだって大変。
母は夫のベットを空けるからと言っても頑固に布団を敷いて寝ていました。
「はい、ありがとう、また今度そうさせてもらうから」の一点張り、訳の分からん意地を張るくせがある。
そのくせ、
「ルミさ~ん、ルミさ~ん」と夜中起こす。
「トイレ行きたいんだけど・・・」
「うん、起こしてあげる」
「いや、痛くて起きれない」
「じゃあ、おむつしてるからそこでしていいよ。絶対漏れないし、すぐ始末してあげる」
「いや、こんなとこじゃでない」
「だってしょうがないじゃん、大丈夫だから、そこでしなさい」
「ここじゃ、できん」
あげく、「もういい、我慢する」
「体に悪いよ、しなさい」
「できん」
と言いつつ、私が寝床に戻るとまたしても
「ルミさ~ん、ルミさ~ん」
また同じように言い合って・・・
結局、明け方、なんとかかんとか、自分で一番腰に負担のかからない状態を見出し、這ってトイレに行ってました。
「たいしたもんだよ」
そのころはまだまだ意地も根性もありました。
ひとつ骨がつぶれては固まり、つぶれては固まりを繰り返していて、その痛みは1ヶ月位続きその後、楽になるのですが
2~3ヶ月の周期でまたしてもやってきていたと思います。
だけど母は一度もリハパンを汚すことなくど根性で乗り切りました。
背中もま~るくなって骨もつぶれてしまったのか、何年かするとその痛みの訴えはなくなっていました。
私の首の痛みも今日は随分薄らいできましたが、寝るときの枕の下の掛け布団はまだ外せそうにありません。
これからはこうした思わぬ不具合が次々出現してくるんでしょうねぇ!ヤダヤダ
私は根性で乗り切れるのでしょうかねぇ、自信な~い。