ここのところ母の状況は悪化の一途、いつも落ち着かず、「ちょっと~、ちょっと~」「るみさ~ん、るみさ~ん」と
呼びまくる。自力では立ち上がることが出来ず、立たせようとしても、膝に力が入らぬようでしっかり立つことが
できない。やっと立ててもふらふら。
そうかと思えば、朝、一人でソファーに座っていることがある。誰も起こしていないし、連れて来てもいないのだから、
一人で起き上がり、一人で歩いて来たに違いない。
思うに、筋肉の弱体でなく認知の進行なのではないのかなあ。立つのも歩くのもそのせいでうまく行えないのでは・・・
食事もそう。軟らかいふにゃふにゃ系じゃないと喉を通らない。食べては出し、食べては出し。
気持悪いの極み!だから朝食もこんなことになりました。
卵と牛乳をたっぷり含んだフレンチトースト、3種類ほどの果物(今朝はバナナ、でこぽん、りんご)を
フードプロセッサーにかけて、そして、例のみかんゼリー砂糖がけ。
それでも、舌に残ったものを、ぺっ、ぺっと吐き出すんです。母の座ったテーブルの下その残骸だらけ。
毎日その始末。
何もかも人手を煩わせないとできない。その人手は家にいる限りはすべてこの私。もうたまらん!!
しかも、家人の私への評価は低い。「大きい声だすな」「要領わるい」「スパルタすぎる」勝手なこと言いくさる。
「よくやってるよ」の一言何故言えぬ
限界を強く感じるんです。
ケアマネさんに「そろそろ限界。車椅子借りたい」と訴えると「そうですか、車椅子の生活となると、リハパンから
テープ式おむつにされますよね。そのほうが、こちらも危険がなくて助かります。」と言われる。
つまり、トイレでの排泄はなしってこと。そんなにスパッといわれるのも辛い。
だって、私のポリシーとして、「人として命ある限り、己の足で歩き、トイレで排泄したい、してほしい」ってのがある。
勿論障害のある人やそれが不可能な病の人はその限りじゃないですよ。
でも私の知る限り、あまりにも早く歩けなくしちゃうし、自分でなっちゃうケース多いんです。
筋力ってそんなに衰えるもんじゃない気がするんです。
母は98歳で右、99歳で左の大腿骨骨折、どちらも手術しました。
「術後リハビリはするけど、年が年だから前のような歩行は難しい」と言われ、確かに退院当初は自分にも歩く気なく
排泄もベット上でおむつ交換してました。
でも私、歩けると思いました。病院でリハビリ中、トレーナーさんに手をあげて怒ってましたが、1歩や2歩でも歩けて
たんですから。
このままにしてたらほんとに歩けなくなる。
リハビリしました。1度目は左程のことはありませんでしたが、2度目は更に年を重ねてるわけですから、頑張りました。
まさしくスパルタ。でも歩けるようになったんです。早々にあきらめちゃ駄目なんです。
そうやって自らのポリシーに従って頑張ってきたのに、いとも簡単にテープ式おむつですね、と言われたんじゃ・・
「いえ、トイレは行きます」「ああ、トイレまで車椅子、トイレで何とか立ってパット交換ですね。いいと思います」
なんかもやもやする~!
ひとりでいいから「こころざし高く持って!手助けするよ」と言ってくれる奴身近にいてほしいんです。
ほんと限界、自信なし。
あ~あ